ゲームの海外展開には、ゲームに没入できるローカライズが欠かせません。特にゲーム市場の大きいエリアに対応した翻訳は、売上アップの成功の鍵となります。このページでは、対応言語の特徴やトレンド、成功事例を紹介します。
ゲームローカライズにおいて、人気の言語はターゲット市場の規模や成長性に大きく影響されます。
データ年鑑『ファミ通モバイルゲーム白書 2024』によると、2023年の世界モバイルゲーム市場規模は8兆7916億円という結果に。下記データを見ると、アジア地域の市場規模が大きく、特に中国と日本の市場が重要であることがわかります。
英語、中国語、ヨーロッパ圏の言語などは、主要なターゲット市場として広く対応しています。
英語は、北米、ヨーロッパ、オセアニアなど広範囲で使用されるため、ほとんどのゲームで必須の言語です。
中国市場は1兆円規模のゲーム市場として成長しており、中国本土(簡体字)、台湾・香港(繁体字)向けに需要が高い傾向にあります。
ヨーロッパ全体で1兆円規模の市場です。中でもドイツは2,987億円、フランスは1,649億円の市場となっていますが、フランス語はフランスおよびカナダの一部地域で使用されているため、どちらの市場にもアプローチできるでしょう。
韓国語は、国単体で比較すると、アメリカ・中国・日本に次ぐ4番目で8,076億円の市場規模となっています。
ターゲット市場の規模やプレイヤー層を考慮し、対応言語を選定しましょう。各言語に対応する際には、単なる翻訳だけでなく、文化的背景や習慣を考慮したローカライズが求められます。
中国語ローカライズでは、簡体字(中国本土)と繁体字(台湾・香港)という文字体系の違いに加え、文化的背景や表現の差異を考慮する必要があります。
例えば、同じキャラクター名でも地域によって異なる訳語が用いられることがあります。中国市場では政府の厳しいコンテンツ規制が存在し、暴力や政治的要素の表現に注意が必要です。
韓国語ローカライズには、言語的および文化的な特徴を深く理解することが求められます。特に、敬語の使用や文化的な感受性へ配慮しましょう。
スペイン語は世界20カ国以上で公用語として使用されており、スペイン(欧州)とラテンアメリカでは語彙・発音・文法に違いがあり、使い分けが必要です。
また、メキシコやアルゼンチンなど国ごとに独自の表現があるため、ターゲット市場に適した言葉選びが求められます。さらに、カジュアルとフォーマルの敬語表現があり、使い分けを意識しましょう。
複合語の長さにより、UIのスペース調整が必須。名詞の性別(男性・女性・中性)と格変化を正確に反映し、文化的ニュアンスを考慮することで、自然な表現が可能になります。
また、ドイツ語圏の方言や地域差を理解し、ターゲット地域に適した言葉選びも求められます。
ゲーム実況のローカライズには、以下のトレンドが見られます。
AIを活用した機械翻訳と翻訳担当による編集を組み合わせ、効率良く品質にも配慮した翻訳を実現しています。
トランスクリエーションとは、原文の意味や意図を保持しつつ、ターゲットとなる文化や市場に合わせて表現を創造的に適応させる手法。
文化的背景や感情的ニュアンスを考慮し、メッセージが現地の受け手に効果的に伝わるよう再構築をしています。
ゲームの同時多言語リリースにより、世界各地のユーザーが同時に新作を楽しめるようになり、市場拡大が促進されています。トレンドを踏まえ、取り入れやすい施策から試してみてはいかがでしょうか。
このサイトでは会社それぞれのゲームローカライズ会社のサービス特徴を調査し、作品の状況や特徴に合わせておすすめの企業を紹介しています。ぜひ参考になさってください
ローカライズをして成功した事例を紹介します。
2017年発売の韓国発のオンラインゲーム「PUBG: Battlegrounds」は、12の言語にローカライズされ、世界中で10億回以上ダウンロードされています。特定の地域に限定したマーケティング戦略と相まって、歴代で5番目に売れたビデオゲームとなりました。(2024年9月時点)
スウェーデンのMojang Studiosが開発した、サンドボックス型ゲーム。日本市場向けに効果的なローカライズを行い、大きな成功を収めました。
具体的には、日本のプレイヤー向けにチュートリアルモードを新設し、日本語を話すキャラクターがゲームの仕組みを詳しく説明。桜や障子、日本地図など、日本文化を反映した要素をゲーム内に取り入れました。
『Minecraft』は日本で幅広いファン層を獲得し、Nintendo Switch版だけで220万本以上の売上を記録するなど、大きな成功を収めています。
ゲームローカライズは、単なる翻訳ではなく、文化や言語のニュアンスを適切に調整することが重要です。AIや機械翻訳の活用が進んでおり、効率的な翻訳が可能になっていますが、きめ細やかなローカライズには専門家の力も欠かせません。
韓国語やフランス語などの言語では、正確さだけでなく、自然な表現やゲームの世界観を損なわない工夫が求められます。
ゲーム作品のローカライズ(翻訳)を依頼する際には、その作品の特徴や、発売展開のさせ方によって、より適した強みを持つローカライズ会社を選定すべきです。
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作品のローカライズ要件・目的によって、ローカライズ(翻訳)会社に対する要望は異なります。サービス特徴をチェックしてみましょう。
40年間にわたってアニメ、漫画といったエンタメ分野の言語ローカライズにすべてハンドメイドで対応してきた実績あり。
機械翻訳を一切使わないことにこだわり、原作者からも指名されるほどの表現力で自然に翻訳できます。
翻訳・LQA作業だけでなく、ゲーム制作~デバッグ作業まで依頼でき、追加要素の制作・チェック作業も併せて任せられます。
洋画や海外ドラマの吹替にも使われるスタジオを所有し、フルボイス化やムービー追加にも対応。
世界67の地域に向け、55以上の言語を取り扱い、幅広いエリアの翻訳に対応。
ゲームメディア『AUTOMATON』を運営しており、ネイティブのスタッフが添削したうえでプレスリリースを打つこともできます。