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ゲーム ローカライズ(翻訳)とは

ゲームローカライズとは、ゲームを異なる言語圏のユーザーに適した形で提供するための翻訳・文化適応のプロセスを指します。単なるテキスト翻訳にとどまらず、キャラクターのセリフやユーモア、ゲーム内のデザイン、音声なども対象となります。

このページでは、ゲームローカライズを依頼する場合に知っておきたいローカライズのフロー、メリット・デメリット、事例、成功戦略などの情報を紹介します。

ゲームローカライズに必要な要素

ゲームローカライズに必要な要素

ゲームのローカライズには、単なる翻訳以上の要素が求められます。現地のユーザーにより深く受け入れられると、認知度アップや売上向上につながるためです。

マーケット調査を実施することで、プレイヤーの嗜好や文化的背景を理解し、それに適したプロモーションやコンテンツを提供できるでしょう。

音声ローカライズでは、現地のプレイヤーに馴染みのある声優を起用し、キャラクターの個性やゲームの世界観を忠実に再現する方法もあります。

ローカライズのフロー

ゲームローカライズは、単なる翻訳作業ではなく、複数のステップを経て品質を確保するプロセスです。依頼した場合、どのようなフローでローカライズが行われるのでしょうか。

ゲームの世界観を維持しつつ、海外市場に適したコンテンツへと調整するために、ローカライズのフローは大きく以下のステップに分かれます。

ローカライズのフロー

ゲームローカライズにおける
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このようなローカライズのフローを適切に実行することで、海外市場での受け入れが向上し、ゲームの売上増加にもつながります。
世界同時リリースを行う場合には、各ステップを緻密に計画し、効率的に進めることが成功の鍵となります。

参照元:G-JOBエージェント公式HP(https://game-matching.jp/g-job-agent/news_articles/90

ゲームローカライズの事例

実際にゲームローカライズを行い、海外展開をして成功したゲームの事例を紹介します。

事例1:グランド・セフト・オート
(GTA)シリーズ

ロックスター・ゲームスは、GTAシリーズを日本市場向けにローカライズする際、暴力的なシーンの削除や編集、日本の人気音楽をフィーチャーしたラジオステーションの作成、日本語のボイスオーバーの追加など、日本人の感性に合うようにゲームに大きな変更を加えました。

参照元:クリムゾン・ジャパン公式HP(https://www.crimsonjapan.co.jp/blog/game-localization-in-japan/

事例2:『The Witcher 3: Wild Hunt』
(ウィッチャー3 ワイルドハント)

ポーランドのCD PROJEKT REDが開発した本作は、深いストーリーと広大なオープンワールドで知られています。
日本語版のローカライズでは、総勢50名以上のキャストによるフルボイス化が行われ、主要キャラクターのセリフだけでなく、街の喧騒や吟遊詩人の歌声に至るまで、日本語吹き替えが施されています。

また、文化的なニュアンスやユーモアも日本のプレイヤーに伝わるよう工夫されています。

参照元:Playstationブログ公式HP(https://blog.ja.playstation.com/2015/05/18/20150518_witcher3/

事例3:スマートデバイス向けアクションRPG『ドラガリアロスト』

アジア市場を念頭に開発されましたが、米国ユーザーにも楽しんでもらえるよう、キャラクターの口調や表現を工夫しました。

例えば、女侍キャラクター「ヤチヨ」の独特な語り口を、英語版ではアメリカ南部のアクセントに置き換えることで、同様の雰囲気を表現しました。

また、ナビキャラクター「ナーム」のセリフをコミカルに翻訳し、驚きの表現を「SWEET SASSY MOLASSY!」とするなど、米国の文化に合わせたカルチャライズを行った結果、米国のSNSで良い反響を得ています。

参照元:任天堂公式HP(https://www.nintendo.co.jp/jobs/keyword/75.html/

ゲームローカライズ事例集(翻訳)を
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ゲームローカライズの
メリット・デメリット

ゲームローカライズを依頼するにあたって、事前にメリット・デメリットを確認しましょう。

ゲームローカライズのメリットデメリット

メリット

ゲームローカライズを行うことで、より多くの国や地域のプレイヤーにリーチでき、市場規模を拡大できます。例えば、英語圏だけでなく、中国語やスペイン語などの主要言語に対応することで、数億人規模の新規ユーザー獲得が可能になります。

さらに、適切なローカライズによってゲームの没入感が向上し、プレイヤーが自然にストーリーに感情移入できるようになります。文化的な違和感を減らすことで、ブランドの信頼性が向上し、レビューや評価も良好になります。

シリーズ展開を検討するゲームであれば、長期的な成功率が高まるでしょう。

デメリット

ゲームローカライズには、コストと時間がかかります。翻訳作業に加えて、音声収録、UI変更、マーケティング資料の調整も必要であり、開発期間が延びる可能性があります。

例えば、ボイスオーバーを多言語で収録する場合、適切な声優の選定や演出の統一にも時間と費用がかかるため、予算と期限との調整が重要です。

また、文化的な違いの考慮が不十分な場合、誤った表現とされて炎上の原因となることも。欧米では問題視されない表現が特定の国では禁忌とされることがあり、これを見落とすとブランドイメージに悪影響を及ぼします。

丁寧なローカライズをするためには、ターゲット市場ごとに対応することが必要です。一貫性の確保が難しくなり、継続的な品質管理が求められます。

ゲームローカライズ費用について
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ゲームローカライズで押さえるべき実務ポイント

ローカライズは訳文の良し悪しだけでなく、運用設計で品質と速度が決まります。以下では、実装に直結する手順とKPIを整理し、短時間で回せる体制づくりの要点を示します。

カルチャライズ(文化適応)

目的は対象市場で違和感なく受容される表現に調整し、年齢レーティングやコンテンツ規制へ確実に適合させることです。施策は用語集とスタイルガイドの運用、ボイス指示書の整備、イベントや祝祭日・慣習の置換、日付・通貨・年齢表記の現地基準への統一、カルチャー観点のLQA導線の常設です。落とし穴は一次翻訳だけで可否判断し、修正が世界観設定と矛盾すること、SNSやコミュニティの兆候を拾えず炎上を招くことです。KPIは文化起因のLQA指摘/1,000語、重大度高の再発率、レビューリードタイム。体制はTEP→実装→カルチャーLQA→リリース判断のゲート制が有効です。

インターナショナライズ(I18N)

目的は一度の実装で多言語展開を安全に行い、改修コストを抑える設計にすることです。施策はテキスト外部化と変数プレースホルダー設計、可変長UIと自動改行規則、フォント・合字・絵文字の対応、UTF-8などの符号化とRTL検証、日時・通貨・単位・住所・年齢/学年の地域仕様切替、疑似ローカライズによる長文化・文字化け検出、ビルド前後の自動テストと文字長監視です。

落とし穴は固定幅UIによる切断や重なり、フォールバックフォント未設定、言語差で変数順が崩れるケースです。KPIは文字切れ不具合率、疑似ローカライズ通過率、文字列カバレッジ、CI成功率。体制は実装前のI18N設計レビュー→疑似ローカライズ→自動テスト→LQAの順で回します。

翻訳とローカライズの違い

翻訳は単に言語を別の言語に置き換える作業ですが、ローカライズはターゲット市場の文化や習慣に合わせてゲーム内容を適応させるプロセスです。

例えば、翻訳ではテキストを直訳しますが、ローカライズでは現地のユーモアや表現を考慮し、自然な言葉に置き換えます。プレイヤーの没入感が向上し、ゲームの世界観を崩さずに提供できるでしょう。

例えば、日本のゲームにおける独特な擬音語や語尾表現は、そのまま翻訳すると不自然になるため、ローカライズでは現地の言語に適した表現に変更されます。

文化的適応の重要性

ゲームが異なる文化圏で受け入れられるためには、単なる翻訳ではなく文化的適応が不可欠です。

例えば、日本のゲームでは敬語が多用されますが、英語版ではよりカジュアルな表現に変更することがあります。

また、宗教や歴史的背景に配慮し、不適切な内容を避けることで、プレイヤーの違和感を最小限に抑えられます。西洋市場向けに販売されるゲームでは、特定の宗教的シンボルを削除したり、キャラクターの衣装デザインを変更することも。

適切な文化的適応を行うことで、ゲームの魅力を最大限に引き出し、より多くのプレイヤーに受け入れられる可能性が高まります。

言語選定のポイント

言語を選定する際には、市場の規模やターゲットユーザーの分布、競争環境を考慮することが重要です。

例えば、英語は世界的に広く使用されるため、ほとんどのゲームで対応が求められます。一方で、中国語(簡体字・繁体字)は巨大な市場を持つため、特にモバイルゲームでは優先度が高いです。

フランス語やドイツ語、スペイン語などのヨーロッパ言語も、地域ごとに大きなユーザーベースを持つため、売上向上につながります。
市場調査を行い、プレイヤーの嗜好や文化的背景を把握することで、ターゲットに合った言語選定が可能です。

韓国語やフランス語など
ゲームローカライズ(翻訳)の
対応言語について詳しく見る

使用する技術とツール

ゲームローカライズには、翻訳メモリ(TM)、機械翻訳(MT)、CAT(コンピュータ支援翻訳)ツールが活用されます。

例えば、SDL TradosやMemoQは、翻訳の一貫性を保ちつつ効率を向上させるツールとして知られています。Google翻訳やDeepLなどのAIを活用した自動翻訳ツールを組み合わせることで、初期翻訳のスピードを向上できるでしょう。

ゲーム開発では、LocDirectやCrowdinなどのローカライズ管理ツールを使用し、翻訳データの統合管理を行うことで、開発チームと翻訳チームの連携がスムーズになり、作業効率の向上が可能です。

言語専門家の役割

ゲームローカライズでは、言語専門家が翻訳だけでなく、文化的適応やコンテキストに応じた表現の調整を行います。ネイティブスピーカーが担当することで、自然な言葉遣いや適切なユーモアの表現を実現できます。

英語圏のプレイヤー向けにユーモアやジョークをローカライズする際には、直訳では伝わらないため、文化的背景を考慮した言い換えが求められることも。専門知識を持つ翻訳者は、ゲームの世界観を理解し、プレイヤーに違和感を与えない翻訳を提供してくれるのです。

さらに、ローカライズQA(品質保証)を担当し、誤訳や不適切な表現がないかを確認する役割も担います。言語専門家に入ってもらうことで、言語と文化に配慮したゲームローカライズの提供ができるでしょう。

ゲームローカライズのトレンド

ゲーム市場は、まだまだ成長を続けていく市場です。日本国内だけではなく、海外市場も拡大を続けていくでしょう。その中でゲームローカライズのトレンドはどのようなものがあるでしょうか。

ゲーム実況の翻訳

「ゲームをやるから見る時代へ」と移り変わり、「ゲーム実況」という見て楽しむボーダレスなコミュニケーションを楽しむ方々が増えています。

海外のストリーマーの視聴が容易にできるようになり、ストリーマーは操作の動きだけではなく動画翻訳をチーム体制で行い、海外のファン拡大に努めているのです。

ゲーム実況の翻訳について詳しく見る

インディーゲーム・同人ゲームのローカライズ

インディーゲーム市場は、世界的に見ても拡大しています。個人で制作したゲームが世界へ発信できるようになり、大手ゲーム会社や販売元の支援を受けず、小規模で柔軟かつ自由な発想で制作されたゲームが注目を浴びています。

インディーゲームや同人ゲームにおいても、没入できる環境をつくるためにローカライズは欠かせません。

インディーゲーム・同人ゲームの
ローカライズ(翻訳)について
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まとめ

ゲームローカライズは、プレイヤーが違和感なくゲームを楽しめるよう、各国の文化やトレンドに合わせた調整が必要です。とくにストーリー性の強いゲームでは、キャラクターの個性を活かした自然な翻訳が求められます

ゲームを販売する国々に適したローカライズにより、ゲームの世界観が忠実に再現されることでプレイヤーの没入感が高まり、結果として海外市場での受け入れや売上向上につながります。

ゲーム作品のタイプ別・展開戦略に応じた
ローカライズ会社3選

作品のローカライズ要件・目的によって、ローカライズ(翻訳)会社に対する要望は異なります。サービス特徴をチェックしてみましょう。

タイアップ作品
なら
ラパン
ラパン
画像引用元:ラパン公式HP(https://www.lapin-inc.com/)
アニメ・漫画の世界観を
ズレなく発信できる

40年間にわたってアニメ、漫画といったエンタメ分野の言語ローカライズにすべてハンドメイドで対応してきた実績あり。
機械翻訳を一切使わないことにこだわり、原作者からも指名されるほどの表現力で自然に翻訳できます。

ローカライズ事例
狼と香辛料(VR)
リトルウィッチアカデミア(VR)
ソードアート・オンライン
アリシゼーション・ブレイディング
ラブライブ!
スクールアイドルフェスティバル
ほか
過去作品の海外リメイク
なら
IMAGICA GEEQ
IMAGICA GEEQ
画像引用元:IMAGICA GEEQ公式HP(https://www.geeq.co.jp/service/game-creation/localization/)
海外版リメイクに伴う
要素追加を依頼できる

翻訳・LQA作業だけでなく、ゲーム制作~デバッグ作業まで依頼でき、追加要素の制作・チェック作業も併せて任せられます。
洋画や海外ドラマの吹替にも使われるスタジオを所有し、フルボイス化やムービー追加にも対応。

ローカライズ事例
霧雨が降る森
AAAタイトル作品
なら
ACTIVE GAMING MEDIA
ACTIVE GAMING MEDIA
画像引用元:ACTIVE GAMING MEDIA公式HP(https://www.activegamingmedia.com/index.php/ent-localization/translation-game/)
大規模な発売に向けて
各国にPRを実施できる

世界67の地域に向け、55以上の言語を取り扱い、幅広いエリアの翻訳に対応。
ゲームメディア『AUTOMATON』を運営しており、ネイティブのスタッフが添削したうえでプレスリリースを打つこともできます。

ローカライズ事例
NieR:Automata /
ニーア オートマタ
ドラゴンクエストXI
過ぎ去りし時を求めて S
逆転裁判123
成歩堂セレクション
イースVIII -Lacrimosa of DANA-
ほか